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TRTA 東京リメディアルセラピーアカデミー BLOG

【健康情報「筋肉と眠りに関する知識」】

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この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。
 
今世界が直面しているコロナ危機で日本国民のみならず世界で外出自粛が重要視されていますよね。
そして感染防止として「免疫力の大切さ」を多くのメディアが報じています。
免疫力は毎日の睡眠や運動からも変化させることができると言われていますので、今回は免疫力を高めるための「筋肉と眠りの知識」についてお伝えしたいと思います。
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【筋肉がついている人が良く眠れる?】
筋肉がついていればいるほど、酸素を多く消費して代謝が盛んになり、比例してエネルギー消費量も多くなります。起きている時間はエネルギーを消費されますから、それを抑えるため、つまり無駄なエネルギーを使わせないようにするために、「眠らせる」というのが生理機構なのです。それは生物の本能としてごく自然な働きといえるでしょう。
2017年、カナダのマクマスター大学のコワセヴィッチ氏らも筋力トレーニングと睡眠に関する13の研究報告を解析したメタアナリシスの結果も発表しています。それは「筋トレは睡眠時間(量)は増やさないが、質を高めることができる」というものでした。
 
【専門家(医師)が推奨する睡眠質を高めるストレッチ】
効果が期待できるストレッチ術は、寝る1時間~2時間前に入浴し、カラダを温めたあとに行うということです。下図の写真のように「腕のストレッチ」「首のストレッチ」「胸のストレッチ」は、神経を落ち着かせる効果があります。

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外出を控えることが大切なこの時期、ストレスや不安から眠りにつけなくなることもありますので、免疫力を高める「質の良い眠り」のために、自宅でできる適度な筋トレやストレッチは大切ですね。
 
皆様と皆様のご家族が健康でありますように願っています。
 
2020年04月05日 15:00

【スクール環境情報♪】感染防止措置3要素の実施のお知らせ

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西日本、関東地方、北陸地方では桜も開花し、東北地方では明日以降が開花が予想されていますね。この時期は新年度を迎え真新しい雰囲気の中、花見などの催し物が何かと多い季節ですが、日々メディアを通じて伝えられるのは、感染に関する専門家知見、感染状況、海外の様子ばかりです。私たち国民が感染予防に意識を更に高めて、一日でも早い収束を祈るばかりです。

 

このような状況の中で、スクールでは専門家(医師)の相談のもと、感染防止措置として防疫対策である3要素を実行し、安心して授業が受けられる環境を整えております。

●密閉空間 → スクール内、4か所の窓/扉を開放して授業を行います(雨天時は2か所の扉を開け、60分毎に換気)

●密集場所 → 受講生人数を6名以下に制限して授業を行い密集を避けます(15坪の空間に最大受講生6名)

●密接場所 → 密接での感染リスクとして、密接で会話をすることが飛沫感染につながると言われておりますため、顔面に密接する施術練習時はフェイスガードを着用し会話を控えて行います。講師の指導は、受講者から離れて行います。

【施設利用者全員に感染予防プロシジャーの指導】
・施設内における感染予防プロシジャー、衛生的手洗い、ウイルスを避ける方法の指導


皆さまの健康と感染が収束する日を心から祈っております。

 
2020年03月28日 20:19

【健康情報「ウイルスと細菌のちがい」】

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この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。
今回の健康情報では、感染症を引き起こすもととなるウイルスと細菌について、それぞれの特徴を比較して解説していきます。
 
【ウイルス】
〇細胞
=なし
〇栄養摂取とエネルギー生産
=しない
〇構造
=タンパク質でできた殻のなかに核酸が収められている
〇大きさ
=数十nm~数百nm*
〇増殖
=ウイルス単体は自力で増殖できない。動植物の細胞のなかに入り込み、その細胞の機能を使って増殖する。
〇感染
=細胞の表面にウイルスが吸着→細胞内に侵入→ウイルス核酸の複製→出芽/宿主細胞の死→宿主細胞外に放出
〇治療
=そのウイルスに有効な抗ウイルス薬、ワクチンによる予防接種(一部のウイルスのみ)

【細菌】
〇細胞
=あり
〇栄養摂取とエネルギー生産
=する
〇構造
=細菌の細胞の多くは細胞膜・細胞壁によって区切られている(一部の細菌では細胞壁がない)。
〇大きさ
=1 μm(マイクロメートル)前後
〇増殖
=細胞分裂を繰り返すことより増殖
〇感染
=人の細胞に侵入または毒素を出して細胞を傷害する
〇治療
=抗生物質や合成抗菌薬など

*1nm(ナノメートル)=1μm(マイクロメートル)の 1/1000


皆様と皆様のご家族が健康でありますように願っています。

2020年03月15日 20:10

【健康情報「ウイルスに関する知識」】

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この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。

全国的に催事などの延期、スポーツの分野では無観客での試合実施など過去にない事態になっていますね。一日でも早い収束を祈るばかりです。

今回の健康情報では、その原因であるウイルスに関して知識について解説していきます。

●ウイルスとは
感染症を引き起こす主な病原体は、ウイルス、細菌、真菌です。
ウイルスは、生命の最小単位である細胞や細胞膜も持たないため自己増殖することがなく、人の細胞の中に侵入し増殖します。

●様々なコロナウイルス
・SARS:重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)
・MARS:中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

●コロナウイルスの構造的な分類
ウイルスの構造的な分類として、エンベロープ構造(脂質と糖タンパクからなる被膜)を持つタイプのもの、持たないタイプものが存在しますが、コロナウイルスは前者のエンベロープ構造(脂質と糖タンパクからなる被膜)を持つタイプのウイルスです。
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●コロナウイルスの特徴
前述のエンベロープ構造をもつウイルスは脂質に作用するもの(消毒用アルコールや石鹸など脂質を溶かすもの)で処理すると容易に破壊することができます。

●今現在わかっている新型コロナウイルスの世界的共通認識
・潜伏期間中のウイルス排泄
・不顕性感染

●インフルエンザ、SARS、MARSと、新型コロナウイルスの大きな違い
「コロナウイルスは、潜伏期間中にウイルスを発生する」
一方、インフルエンザ、SARS、MARSは潜伏期間中にウイルスを出さない。

●不顕性感染とは
・感染が成立していながら臨床的に確認しうる症状を示さない感染様式のこと。
・感染源として自覚症状がないうちに病原体を他個体に拡げてしまうおそれがある。

▼NIID国立感染症研究所:新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について
https://www.niid.go.jp/…/coro…/2019-ncov/9324-2019-ncov.html

▼ウイルス粒子の構造と各部の機能
http://www.med.akita-u.ac.jp/…/kansensho/virus17/kouzou.html



皆様と皆様のご家族が健康でありますように願っています。
今だからこそ、しっかりとした知識をもって予防しましょう!

2020年02月27日 20:06

【健康情報「免疫力と睡眠」】

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この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。

今、日本中で猛威をふるう新型コロナウイルス。 ニュースでこの話題を聞かない日は無いくらい深刻ですよね。今回の健康情報では、予防に大切な「免疫力と睡眠」について解説していきます。
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【免疫力とは】
ヒトには、ウイルスや細菌などの病原体が体内へ侵入するのを防いだり、体内に侵入してしまった病原体を退治したりする「免疫システム」が備わっています。皮膚、鼻・のどなどの粘膜にある「免疫細胞」は侵入を防ぐ役割を、マクロファージやリンパ球、顆粒球などの白血球群の「免疫細胞」は侵入してきた病原体を退治する役割を担っています。これらの免疫細胞が弱かったり、数が足りなかったりすると身体はウイルスや細菌に負けてしまいます。
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新型コロナウイルスが発生して感染が拡大している今、予防意識は非常に高いですよね。一般的に言われているのは「マスクの着用」「こまめな手洗い・うがい」と言われています。最新(2/21付)の国立国際医療研究センターの発表でもそう示されています。
https://www.niid.go.jp/…/…/epi/corona/2019nCoV-01-200221.pdf

予防策の強化として私たち自身のカラダの内部、すなわち免疫力も同時に高めることも必要だと考えられています。免疫力を高めるためには適切な食事や体温を上げるなど沢山ありますが、今回は「睡眠」に着目してみたいと思います。
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【免疫力と睡眠の関係】
ヒトは眠ることで自律神経のバランスをとっているため、睡眠不足では免疫力が低下します。十分な時間の睡眠をとることは免疫の働きを高めるうえでとても大切とされています。海外の研究によると、睡眠時間が6時間未満の人は7時間以上の人より4倍以上風邪を引きやすい、という結果が出ています
(カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究、Sleep, 38:1353, 2015)。

しかし睡眠時間が長すぎてもリンパ球過剰になるので、寝すぎは良くありません。夜更かしは交感神経優位になり、昼夜逆転生活は副交感神経が優位になりすぎるので、基本は早寝早起きが大切です。

起床時間を「毎朝5時起き」など時刻で決めるより、実際の日の出に合わせると良いとよいでしょう。交感神経が緊張しやすい冬は日の出も遅くなるので、日が昇るまではたっぷり眠る、夏は日の出が早いので、起きる時間も早めにして春と秋はその中間。カーテンを薄めにすると、太陽光入るので自然に目覚めることができます。
そうして、免疫力を季節リズムに合わせた効果的な睡眠から整えることができます。

2020年02月22日 20:02