ホームブログページ ≫ 【健康情報「ウイルスと細菌のちがい」】 ≫

【健康情報「ウイルスと細菌のちがい」】

2

この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。
今回の健康情報では、感染症を引き起こすもととなるウイルスと細菌について、それぞれの特徴を比較して解説していきます。
 
【ウイルス】
〇細胞
=なし
〇栄養摂取とエネルギー生産
=しない
〇構造
=タンパク質でできた殻のなかに核酸が収められている
〇大きさ
=数十nm~数百nm*
〇増殖
=ウイルス単体は自力で増殖できない。動植物の細胞のなかに入り込み、その細胞の機能を使って増殖する。
〇感染
=細胞の表面にウイルスが吸着→細胞内に侵入→ウイルス核酸の複製→出芽/宿主細胞の死→宿主細胞外に放出
〇治療
=そのウイルスに有効な抗ウイルス薬、ワクチンによる予防接種(一部のウイルスのみ)

【細菌】
〇細胞
=あり
〇栄養摂取とエネルギー生産
=する
〇構造
=細菌の細胞の多くは細胞膜・細胞壁によって区切られている(一部の細菌では細胞壁がない)。
〇大きさ
=1 μm(マイクロメートル)前後
〇増殖
=細胞分裂を繰り返すことより増殖
〇感染
=人の細胞に侵入または毒素を出して細胞を傷害する
〇治療
=抗生物質や合成抗菌薬など

*1nm(ナノメートル)=1μm(マイクロメートル)の 1/1000


皆様と皆様のご家族が健康でありますように願っています。

2020年03月15日 20:10