リメディアルマッサージと他のオイルマッサージの違いは何ですか?
オーストラリアでは、解剖学をもとに様々なテクニック/手技療法を、お客様の状態に応じてカスタマイズしていくトリートメントを「リメディアルセラピー / リメディアルマッサージ」と呼称されています。
リメディアルマッサージと他の(一般に日本で多く普及している)オイルマッサージとの大きな違いは、「クライアントの身体を評価し、その状態に合わせて解剖学的知識を基に多種のテクニックを使い分ける」ということです。
世の中に存在するオイルマッサージは、大きく分けて2つです。
- 一つはクライアントの身体を評価して⇒評価に基づいて技術を変化させるオイルマッサージ
= オーダーメイドのオイルマッサージ - もう一つはクライアントの身体を評価せずに、全員に同じ技術を行うオイルマッサージ
=マニュアル化されたオイルマッサージ
リメディアルマッサージは前者の、クライアントの身体を評価して行うオーダーメイドのオイルマッサージで、多種のテクニック(ディープティシューマッサージ・スウェディッシュマッサージ・リンパティックドレナージュ・筋膜リリース・トリガーポイント療法・神経筋テクニック・モビライゼーション・リフレクソロジー等)を解剖学的知識を基にクライアントの身体の状態に合わせて使い分けていきます。
一般に認知されているオイルマッサージとは一線を画す施術で、より深部に働きかけ、不調和を起こしている部分にしっかりアプローチしていくことができます。
リメディアルマッサージには決まったやり方/型がありません。
その日のクライアントさんの状況次第でも実践するテクニックが変わってきますし、セラピストの個性/体格/得意分野なども施術に反映されます。故に、あるセラピストから受けたリメディアルマッサージと、別のセラピストから受けたリメディアルマッサージの施術内容が違うのは至極当然のことなのです。