日本と反対側にあるオーストラリアは、人口密度も文化も、日本と真逆といってもいいくらいの国です。
多様な文化や価値観を持つ人々が共存し独自の文化が創り上げられてきた国で、教育にもそれが反映されています。また、自然療法の普及が進んでおり、老若男女にマッサージセラピー(オイルマッサージ)が日常的に利用されています。
オーストラリアの教育で感銘を受けた話:
友人の子供が非常に独創的な絵を書いて学校に提出しました(親が心配するほど、ハチャメチャな絵)。しかし、その絵に対して先生が残したコメントが「WELL DONE!=よくできました」だったのです。日本の場合、型にはめてしまいがちであるがゆえ、模範から外れたものに対して「よくできました」とはおおよそ言わないでしょう。
「個性を尊重する」「答えは一つではない」という価値観が根底にあるからこそ、オーストラリアではこういった素敵な教育ができるのだと心から感銘をうけました。
自分軸の確立と多様性を育む教育:
マッサージスクールの授業では、「●●について、自分の考えを述べよ」という小論文課題や、2~6名のグループでディスカッションをする時間もありました。
こういったワークを通じて「自分の考えを纏めること」「異なる考え方に触れることで視野が広がる」「異なる意見をすり合わせてベストな方法を導き出すこと」などが鍛えられました。セラピストとしての自分軸をつくる良い訓練だったと思います。
そんな、個性を尊重し多様性を育む教育スタイルに共鳴いたしました。そしてTRTAの教育方針が確立されるもとになりました。