新年のご挨拶|TRTA東京リメディアルセラピーアカデミー
新年おめでとうございます。
旧年中はご愛顧いただき誠にありがとうござました。
まずは、元日に発生しました能登半島地震で被災された方々へ心よりお見舞いを申しあげます。一日も早い復旧を願うばかりです。
さて、昨年2023年を振り返りますと、世界ではロシア軍事侵攻の長期化、中東情勢の緊迫化、米地銀破綻による金融不安、欧米を中心とした物価高および景気後退によるスタグフレーション懸念など、不安定な状況が続きました。当スクールの提携校があるオーストラリアでも、家賃の高騰により、手ごろな価格で借りられる賃貸物件は1件につき大量の応募があったという話も聞きました。
一方、日本国内においては、5月にコロナ禍での行動制限が解除され、日本全国が観光客で賑わい活気が戻ってきました。また、春闘賃上げ率もプラス3.6%と30年ぶりの高さとなり、長らく続いたデフレ経済からインフレ経済へと変化しようとしているのが感じられる年でもありました。
2024年も、国内外あらゆるものが急速に変化していく年になるでしょう。そして、世の中が複雑化し、大量の情報が溢れ、不確実性の高い状況が続いていくと思います。このような変化の激しい時代においては、流行に流されない「いつの時代も変わらず通用するもの」の価値が上がっていくと思っております。
TRTAのマッサージセラピー教育においても、どこに行っても/いつの時代も変わらず通用する「基礎力」をつけていいただくことを大切にしています。そのため、授業では、本質の理解に重きをおいています。本質が理解できて、基礎が身についていれば、自ずと応用がきくようになるからです。数学の勉強でいうと、問題集の答えをただ覚えるのではなく、公式の意味から学んで理解するから色んな問題が解けるようになる、というイメージです。これが普遍的なものを学ぶ価値です。
また、情報過多時代を、自分らしく心豊かにハッピーに生きるためには「自分にとっての正解を自ら確立していくこと(自分軸)」も益々大切になってくると思います。そのために、授業では、一人ひとりの得意分野を伸ばしていくこと、個性を尊重し違いを受け入れる多様性を養っていくこと、自分の頭で考え構想していく力をつけていくことにも重きをおいています。
TRTAは専門知識や技術に関する講座を提供するだけでなく、『これからの時代を生き抜くために必要な感性や思考力』を磨いていくことができるようなスクールを目指しています。
今年は「甲辰(きのえ・たつ)」(=物事の始まり、芽が出たものが形になる、勢いと大きな力、成功)という縁起のよい年で、新たなチャレンジを始めるのにふさわしい年です。
皆さまの成長と目標達成をサポートし未来への一歩を共に歩んで参りたい所存ですので、 本年も何卒よろしくおねがいいたします。
TRTA代表 渡辺 万里子