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健康情報 急激な筋力低下「サルコペニア」とは?!

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こんにちは、今日から3度目の緊急事態宣言が東京都、大阪府、兵庫県、京都府に出されました。TRTAは休業要請対象施設に該当しないため、受講生の皆様・スタッフの安心・安全を第一に感染拡大防止対策を徹底したうえで通常通り授業を実施させていただくこととなりました。詳細はオフィシャルHPのインフォメーションにも記載しておりますのでご覧ください。

今回のブログでは、近年の研究結果で若年者にも注意を呼びかけられている「サルコペニア」についてお伝えしたいと思います。

 

サルコペニアとは

この言葉の由来は、ギリシャ語の「筋肉=サルコ」と、「喪失=ペニア」 を組み合わせた造語で、1989年頃にアメリカで提唱された比較的新しい概念です。筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下して いる状態のことをいいます。加齢とともに筋肉が減っていくのは自然な減少ですが、筋肉量の減少が急激で病気ととらえて対処すべき状態を「サルコペニア」といいます。転倒・骨折、寝たきりなどの原因にもなるため、十分な栄養の摂取や、体力維持・筋力増加のための運動により、サルコペニアを予防することが必要とされています。

 

なぜこの症状が発生するのか?

サルコペニアは高齢者に多いとされていますが、近年の研究結果では若年者でも症状がみられることがあると言われています。加齢以外の原因で起こる二次性サルコペニアは、①活動に関連するもの、②疾患に関連するもの、③栄養に関連するものに分類されます。活動に関連するものは寝たきりや運動不足など、活動性の低下が原因で起こり、疾患に関連するものは心臓や肺などの疾患やリウマチや膠原病、悪性腫瘍、感染症、内分泌疾患などによって起こります。栄養に関係するものはエネルギーやたんぱく質の摂取不足、吸収不良などで低栄養を起こすことによるサルコペニアです。

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今だからこそ気をつけたいこの症状

コロナ禍に入り、体重の急激な変化や身体のだるさ・不調を訴える人が多い傾向があります。それはリモートワークによる活動量の低下や運動不足、ストレス過多による栄養の偏りなどが原因と言われています。又、ダイエット目的で食事制限だけを行い運動をしないと、脂肪だけでなく筋肉も少なくなってしまいます。このように今のコロナ禍だからこそサルコペニアになりやすい環境とも言えます。

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今日から始まった緊急事態宣言下で生活や環境が変わる方も多くいらっしゃると思いますが、適度な運動・マッサージ等によるメンテナンスや良質な栄養摂取は必要不可欠です。高齢者だけではないこの症状を知識として覚えて頂ければと思います。これからも皆様と皆様のご家族の健康が保たれることを祈っております。

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2021年04月25日 21:00