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健康情報:自分に合った食物油の選び方とは?!

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冬本番、1月に入り寒さも厳しく体調管理が大切な季節になってきました。そんな中、生活習慣で気をつけたいこと、それは毎日の食事ですよね。最近は、ご自宅での料理を楽しまれる方も増えているとよく聞きます。そこで今回のブログでは料理に使われる食用油について書いてみました。
 

最近の食物油の傾向

近年では常備油として定着しているオリーブオイルをはじめ、流行となったココナッツオイル、最近TVでよく目にするMCTオイルなどなど健康に良いとされる機能性油が種類豊富に並んでいます。只、どのように機能しているか、どんな料理に使えるのかがいまいちわかりづらいのが現状です。 

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食物油は本当に健康にいいのか?

人間が生きていくために必要な三大栄養素が「タンパク質」「糖質」「脂質」です。その中で油は「脂質」に分類されます。「脂質」と聞くとダイエットの大敵と考える人も多いでしょう。しかし、「脂質」は私たちが活動するためのエネルギー源であり、細胞膜やホルモンの材料となる重要な栄養素です。さらに「油」は肌に潤いを与えたり、油に溶けやすい脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を高める働きもあるなど、健康や美容に欠かせない存在と言えます。


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ここで気をつけたいのが「油」の種類。油の主成分の脂肪酸は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」という2つに大きく分けられ、それぞれ分類される「油」によってメリット・デメリットがあります。
 

不飽和脂肪酸とは(植物油や魚に含まれている油など)

一価不飽和脂肪酸のオメガ9系、多価不飽和脂肪酸のオメガ6系・オメガ3系と分けることができ、それぞれ異なる特徴があります。オメガ9系に代表されるのが、オリーブオイル。オメガ6系にゴマ油、グレープシードオイルなど。オメガ3系にはエゴマ油、アマニ油があります。
不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げ、生活習慣病に対する効果が期待されています。特にオメガ3系は、血液中の中性脂肪を減らして血液をサラサラにし、血中血栓ができるのを防ぎ、不整脈の発生や動脈硬化を防止する作用があると言われています。健康のために取り入れたいオメガ3系ですが、同じ多価不飽和脂肪酸のオメガ6系とともに体内で合成できない「必須脂肪酸」のため、食べ物からの摂取が必要です。不飽和脂肪酸、特にオメガ3系は「健康にいい油」として挙げられます。 
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。

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機能性食用油をひとつひとつ見ていくと、その効果などが種類によって異なることがわかります。それぞれのオイルの基本的な知識を身につけたうえで、皆様の食生活や体調に合った機能性油を選んでください。 但し、「機能性」と言っても油であることには変わりありません。どんな油を選んでも、摂り過ぎには注意し適量を上手に摂ることが大切です。

お料理、ドレッシングなどに使われる食物油の知識から皆様の健康に少しでもお役に立てればと思います。
皆様と皆様のご家族の健康が保たれることを祈っております。



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2021年01月17日 11:22