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健康情報:免疫系の健康維持ビタミンC +α が含まれる健康食『レモン』

ビタミンC
この情報では、健康維持に役立つ豆知識をお伝えいたします。

12月に入ってから寒さが一層厳しくなりました。
これから益々寒さと大気の乾燥が厳しくなり、ウイルス感染症が流行しやすくなってくる時期となります。

そこで、今回のブログでは免疫系の健康に関連する栄養素であるビタミンCが多く含まれる食品の一つ『レモン』について書いてみました。


●レモンに含まれる成分とその利点
●柑橘類と農薬
●ビタミンCを最大限に摂取する
●レモン水の栄養


レモン②

●レモンに含まれる成分とその利点

レモンには強力な抗酸化物質であるビタミンCや、抗酸化作用と抗炎症作用を持つ*フラボノイドと呼ばれる植物化合物が含まれます。

〇ビタミンC
・有害な活性酸素を除去=細胞の損傷を防ぐ
・免疫機能の維持
・コラーゲンの生成時に必要な栄養素
・食物から鉄を吸収するのを助ける
・創傷治癒を助ける

〇クエン酸
・エネルギー代謝を活発化して疲労回復を促す
・カルシウムや鉄分など、吸収率が低いミネラルを体に吸収しやすい形に変える作用→骨粗鬆症や貧血の予防にも役立つ

〇エリオシトリン
レモンやライムの皮に多く含まれる黄色色素です。
*フラボノイドの一種で、栄養素としては「ビタミン様成分」にカテゴライズされ、ビタミンPの1つとして扱われています。
・強力な抗酸化作用を持つ活性酸素除去物質
・肝臓で解毒酵素の働きを高めるのに役立つ

〇ヘスペリジン
フラボノイドの一種で、ビタミンPの1つとして扱われています。
・毛細血管の出血を防ぐ
・ビタミンCと共にはたらき、毛細血管を細菌やウイルスから守る
・ビタミンCの消耗を防ぐ など

*フラボノイド=ポリフェノールの一種。
天然に存在する有機化合物群の植物色素の総称。抗酸化作用と抗炎症作用を持つといわれています。

農園

●柑橘類と農薬

輸入柑橘類には、防カビ剤としてポストハーベスト農薬が使用されることが多いといわれています。
以下は、米国産レモンを用いて、保存や洗浄、調理によってどの程度その量が変化するかについて調べた結果についての研究発表資料です。
▽日本調理科学会大会研究発表要旨集|輸入レモンに使用されるイマザリルの残留濃度と調理過程における消長 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/22/0/22_0_174/_article/-char/ja/

レモン①

●ビタミンCを最大限に摂取する

野菜やフルーツのビタミンCを最大限摂取するには、調理されていない生の果物や野菜(できれば有機栽培のもの)を食べることです。
また、調理でのビタミンC損失を最小限に抑えるために、食品を蒸すか電子レンジで調理することも有効です。
最も手間をかけず短時間で摂取できる方法は、搾ったレモンをお水に入れて飲むことだと思います。
簡単であるため継続しやすいです。

レモン水 - コピー

●レモン水の栄養

米国農務省のデータベースより、搾りレモンを1つ(48グラム)を含むレモン水の主な栄養素の内訳は以下の通りです。

・カロリー:10.6
・ビタミンC: 18.6mg
・葉酸:9.6マイクログラム(mcg)
・カリウム:49.4mg
・ビタミンB-1:0.01 mg
・ビタミンB-2:0.01 mg
・ビタミンB-5:0.06 mg

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ウイルス感染予防とともに、免疫系の健康維持に効果的な食材や調理方法を積極的に選んでいきたいものです。
また、免疫系は自律神経による影響も受けます。リラックスした状態で副交感神経が優位な状態ではリンパ球の比率が上がります。リンパ球は体内に侵入した細菌や異物から私たちの身体を守ってくれます。

バランスのよい食事とリラックスを心掛けて、ウイルス感染拡大期を乗り切っていきましょう。
皆様と皆様のご家族の健康が保たれることを祈っております。



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2020年12月30日 21:00