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【健康情報「熱中症と筋肉の関係」】

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この健康情報では、最新の情報とセラピストとして役立つ豆知識をお伝えいたします。

来月には「全人類が今まで経験したことの無い夏」が始まります。昨年まではインフルエンザ予防や風邪の引きやすい冬場にマスクを着用する人を見かけました。しかし今年は大勢の人が感染予防として、マスクを着用して本格的な暑さを迎えるという異例の光景になると予測されています。
 
その為、マスク着用が原因による体調不良を医師や専門家がメディアを通じて警戒を伝えています。その一番にあげられるのは「マスク熱中症」です。マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に大きな負担がかかります。よって、熱中症になりやすい環境が作られているといっても過言ではありません。
今回の健康情報ではこの夏も健康を維持するための「熱中症と筋肉の関係」についてお伝えしたいと思います。
 
【こむら返りは熱中症のサイン⁈】
「こむら返り(足つり)」は、私たちマッサージセラピストにとって、お客様からよく聞くワードと思います。そのこむら返りは、熱中症のサインの可能性もあるというお話です。マスクを着用すると体温に近い温度の呼気から出た水蒸気を吸い込むことになり、吸気は熱を失わず肺へ届きます。体温は通常、外気温より高いことが多く、マスクを着用して外気より高温の呼気を吸い続ければ、体の熱が下がりにくくなるといいます。結果、脱水症状を引き起こし熱中症になるリスクが高まる可能性があるということです。
 
【こむら返りとは?】
こむら返り(足つり)は、ふくらはぎに起こる痛みを伴う筋けいれんを指します。ふくらはぎの一部の筋線維が強く縮んで、他の筋線維とズレが生じて痛みが出ます。激しい運動の後や睡眠中に起こりやすく、特に夏場はスポーツで多量に汗をかいたり、下痢や水分摂取の不足で脱水状態に陥ったりして、体液のナトリウムやカリウムなど電解質のバランスが崩れて神経や筋肉が興奮しやすくなります。日中はエアコンの効いたオフィスや自宅で過ごすという人も油断は禁物です。室内にいても汗をかくうえ、運動不足や冷えによる血行不良も足つりを招きます。

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▲日本神経救急学会もこのような熱中症の分類を示しています 


カラダの異常は、危険信号を知らせてくれるバロメーターであると思います。筋肉が身近に教えてくれるこのサインを見逃さないようにすることが大切ですね。
もうすぐ夏本番、全人類が今まで経験したことの無い夏に備え、知識と対策が必要であると思います。
皆様と皆様のご家族が健康でありますように願っています。


※健康情報の記事は参考までの知識として捉えて下さい。身体の異常がある場合は、専門の医師に診断して頂くようにお願いします。

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2020年06月21日 14:51